キーボードを叩き、コンピューターに指示を出す方式が全盛であった時代は、過去のものとなりました。今ではパソコン初心者でも上級者でも、キーボードやマウスが接続されている事が、一般的です。しかしこの両者には違いがあり、上級者ほどマウスを利用する頻度は低く、パソコン初心者ほどマウスを利用する頻度が高い傾向があります。世の中で最も普及している基本ソフトを利用している場合、グラフィック等の視覚的にも直感的にも、分かりやすい方式が採用されています。

ですから、マウスでの操作が多くなるのは自然な事です。しかし効率性という観点から見ると、常にキーボードに指をおく姿勢の方が合理的です。何故なら、文章作成等の文字入力だけではなく、マウスでの操作をキーボード操作で行えるからに他なりません。つまり、右利きの人ならキーボードから手を離しマウスに持ち替え、そして目的の操作を行い、再びキーボードに右手を戻す作業という事になります。

数回程度であれば、効率性に影響が出るという事にはならないかも知れませんが、多くの時間をその様な作業で費やすのは、作業効率が良いとは言えません。実際には、幾つかのキーの同時入力によって実現します。そしてこのキーの組み合わせを、ショートカットキーと言います。例えば、コピーアンドペーストのショートカットキーを覚えると、前述した効率面に貢献するでしょう。

これは複製を作る事を指し、文章や画像を編集している場面や、作成ファイルの複製を作る場面等で幅広く活用出来ます。すなわちこの様なショートカットキーを覚える事が、パソコン初心者脱出の早道です。