タイラントロック式の結束バンドが活躍する業界とは

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IT・通信関連ロック結束バンド

結束バンドと一言に言っても、現在では色んなメーカーから多様な商品が販売されています。1960年に大手電気設備メーカーが開発したのが最初で、今では世界各地で使われるようになりました。一度締めると決して緩むことがないという特徴を備え、これが国際特許として認められるに至ったほどです。メイドインジャパンの代表的なアイテムでもあり、今後もその地位は変わらないでしょう。

もともとは発電所で高圧配線を束ねるのに活用されてきました。ところが現在ではそれ以外でも使われるようになっており、各現場に特化した特徴を備えています。タイラントロック式という結束バンドが、1996年に販売をされています。今回はこのタイラントロック式の結束バンドについて、解説をしていきましょう。

タイラントロック式の結束バンドが活躍している場所とは、医療業界です。心臓外科の手術の際に使われており、これによって大幅に手術時間を短縮できるようになりました。以前は専門医が極細の医療用糸を用いて縫合をしていたため、実施できる施設が限られていました。血管をつなぐという技術はベテランの医師でも難しいものだったわけですが、タイラントロックという医療用結束バンドが販売されたことで、一般に普及する医療となったわけです。

このバンドはゼラチンを主原料としているため、身体のなかで次第に溶けていくものになっています。今では多くの医療機関でおこなわれるようになった処置の必須アイテムです。

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