lanケーブルの規格の特徴・基礎知識

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lanケーブル生活/暮らし規格

ルーターなどネットワーク機器と、パソコンをはじめとした端末を有線で接続するのがlanケーブルです。この有線lanケーブルには規格が存在しており、いくつか種類がある中で最も一般的なのはアメリカで浸透している規格・カテゴリーです。多くのlanケーブルにはそのカテゴリーを略して、CatやCATと表記されています。なお世界中で用いられているこの通信規格の名称は、TIA/EIA/ANSIです。

カテゴリーは数字で区分けされており、5から順に数値が上がっていきます。数が大きくなるほどに伝送速度がアップして、帯域が広く大容量になるという法則性です。なおパソコンには直接関係ありませんが、カテゴリーの1に属するのは電話用コードです。日常的にパソコン関連のケーブルで目にするのは、5~6といったカテゴリーが多いでしょう。

現在におけるローカルネットワークでは、CAT5以上を使用されることが多いです。5以上の数値であれば、100mまでの伝送が保証されています。ちなみに2はISDNなど4Mbps以下の低速データ通信用であり、現代の高速通信には適していません。3と4に関しても使用されていましたが、こちらも現在はあまり使用されていないです。

カテゴリー5は伝送速度が100Mbpsまで、最大周波数が100MHzとなっています。5eは1Gbpsまで拡大しており、6も速度こそ同じですが周波数は250MHzまで向上しています。6Aともなれば伝達速度は10Gbpsまで、最大周波数は500MHzにまで向上しておりデータ損失とノイズ対策に優れた規格です。カテゴリー7では10Gbps・600MHzとなり、7Aでは40Gbps~100Gbpsまでを想定しています。

この仕様ともなればサーバ利用が主体となり、さらに上のカテゴリー8と同様に一般家庭での使用には向いていません。

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