lanケーブルの単線とはメリットとデメリット

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lanケーブルには大きく分けると撚り線と単線があって、前者は柔軟性が高く曲げ伸ばしが比較的容易で、後者はやや硬く曲げ伸ばしにくい特徴があります。一見すると単線はメリットがないように思われますが、実はノイズに強くて長距離の配線に向いています。撚り線は細い線を撚り合わせて1本にしているので、表面積が広くて外来ノイズを受けやすいデメリットがあります。その点、単線は太い線が1本ですから、表面積が限られているので、外来ノイズの影響を受けにくくlanケーブルの長距離配線用途に最適です。

室内の数mくらいなら撚り線のlanケーブルの方が扱いやすいですが、直線的に部屋同士を結ぶような配線であれば、ノイズを受けにくいケーブルの方がおすすめです。lanケーブル選びに迷った場合は、曲げたり立体的に配線するつもりなら撚り線、直線が多く曲げが緩やかであれば単線で絞り込めます。壁を這わせるような垂直な配線においても、真っ直ぐに伸ばせてしっかり固定できる単線の方がメリットは上回ります。lanケーブルには、シールドの有無や対応する通信速度など他にも比較検討の要素はありますが、芯線の種類だけでもかなり候補を絞り込むことができます。

掃除機の電源コードのように、何度も曲げ伸ばしする用途には向きませんが、一度敷設したら動かさない用途であれば問題ないです。むしろ長期的に安心して使い続けられる耐久性、柔軟性といった点の方が重要性は増すので、曲げ伸ばし以外の角度からもそれぞれの特徴を比べたり、メリットを把握して選ぶことが大切です。

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